三宅純平 クリーンエネルギー研究センター助教が「高分子研究奨励賞」を受賞

2016年6月6日 トピックス

 三宅純平 クリーンエネルギー研究センター助教が、5月25日(水)~27日(金)に兵庫県神戸市で開催された「第65回高分子学会年次大会」において、「平成27年度高分子研究奨励賞」を受賞しました。本賞は、高分子学会(会員数約12,000名)で顕著な活動をしている35歳未満の研究者を表彰するものです。

 受賞した三宅助教は「このような名誉ある賞を頂き、大変光栄に存じます。多くの方々のご指導・ご支援の賜物であり、この場を借りて深く御礼申し上げます。本受賞を励みに、今後もより一層、教育・研究活動に邁進します」と述べています。

【研究題目】「高性能・高耐久イオン伝導性高分子の創製」

【研究概要】燃料電池等の電解質材料としてイオン伝導性高分子は大きな注目を集めていますが、性能と耐久性を両立する膜を得ることは、一般的に困難です。本研究では、芳香族主鎖を主骨格とする高分子電解質でこの課題克服を目指し、主鎖・イオン基の構造・配列・密度等の一次構造を精密に設計し、さらに高次構造も制御することにより、イオン伝導体の性能と安定性を両立する普遍的な分子設計指針を見出しました。