修士課程2年の伊藤瑠璃子さんが「第45回土木学会関東支部技術研究発表会」で優秀発表者表彰を受賞

2018年4月3日 トピックス

 平成30年3月7日(水)・8日(木)、甲府キャンパスで開催された「第45回土木学会関東支部技術研究発表会」において、大学院修士課程国際流域環境科学特別教育プログラム2年の伊藤瑠璃子さん(当時)(指導教員:原本英司 国際流域環境研究センター准教授(学部担当:工学部土木環境工学科))が優秀発表者表彰を受賞しました。

 本賞は、講演集原稿や口頭発表の内容をもとに、優れた発表を行った35歳未満の者に対して授与される賞で、伊藤さんが発表した第VII(環境)部門では40名中2名が受賞しました。

 伊藤さんの発表タイトルは「アリゾナ州の人工湿地におけるウイルスの低減効果の評価」です。修士1・2年時に各年1ヶ月ずつ、米国・アリゾナ大学農学・生命科学部のCharles P. Gerba教授の研究室に滞在し、下水を高度処理している人工湿地においてノロウイルスをはじめとする様々な病原ウイルスを測定し、湿地内での挙動を明らかにした結果を報告しました。研究の成果として、ウイルスの種類によっては人工湿地では十分に除去されず、また現在の衛生指標である大腸菌とは挙動が大きく異なっており、ウイルスを直接監視することの重要性が示されました。

 伊藤さんは、「多くの人に助けられて実現できたアリゾナでの研究が実を結び、大変嬉しく思います」と語っています。

 第45回土木学会関東支部技術研究発表会優秀発表者一覧