柿沼克良クリーンエネルギー研究センター教授がFCDIC顕彰制度学術賞を受賞

2023年6月6日 トピックス

 令和5年5月25日(木)、柿沼克良クリーンエネルギー研究センター教授が令和5年度一般社団法人燃料電池開発情報センター(FCDIC)顕彰制度学術賞を受賞しました。
 この賞は、同センターの創立30 周年記念事業の一環として平成28 年度に制定されたもので、産業貢献賞、学術賞、奨励賞、特別功績賞の4つの賞が設定されています。
 柿沼教授が受賞した学術賞は、燃料電池に関連する科学及び技術の進歩・発展に顕著な貢献をした研究者に授与されるものです。
 受賞した題目は、「活性と耐久性を両立した水素・燃料電池用触媒の創製と評価」です。高活性と高耐久性を両立する新しい水電解・燃料電池用触媒の開発に成功しました。今後発展が期待される水電解装置の非貴金属化・低貴金属化や、大型車に応用される燃料電池の電極触媒に関する技術として、産業界からも期待されています。
 受賞した柿沼教授は、「水電解及び燃料電池の電極触媒に関し、従来とは異なる設計コンセプトにて活性と耐久性の両立を達成した成果を評価いただき、誠に光栄です。燃料電池のさらなる発展を目指して、今後も研究を継続していきます」とコメントしています。