ウクライナの学生を支援するオンラインコース修了式を挙行!

2022年7月21日 トピックス

 令和4年7月19日(火)、本学とウクライナの5大学との合同で、「ウクライナの学生を支援するオンラインコース修了式」をオンラインにて挙行しました。
 本学では、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻により、学びの機会が奪われたウクライナの学生に対して、オンライン授業(教育支援プロジェクト)※を行ってまいりましたが、この度、ウクライナの国立航空宇宙大学をはじめとする5大学の学生22名が履修コースを修了しました。
 式では、島田眞路学長は、「本学のオンラインコースを修了した皆さん、おめでとうございます。この学びが、祖国を再建する際に役立つことがあれば、私たちにとっては望外の喜びです。皆さんが、安心して教育が受けられる日々が早く母国に戻ることを願っております」と祝辞を述べ、ウクライナ語で「Слава Україні! (ウクライナに栄光あれ!)」と力強くエールを贈りました。
 その後、ウクライナ側の各大学から挨拶があり、代表である国立航空宇宙大学のVyacheslav Kharchenko(ヴィアチェスラフ・ハルチェンコ)教授は、「ウクライナの学生にこのような素晴らしい学びの機会を与えてくれたことに感謝いたします。ロシアによる軍事侵攻で、学ぶことが難しい状況にある学生が最先端のAI(人工知能)技術を学ぶことができたのは、島田学長の主導のもと、山梨大学の先生方が支援してくれたおかげです」と感謝の気持ちを述べました。
 修了生代表として修了証書を授与されたザポリージャ工科大学のAndrii Didenk (アンドリー ディバンコ)さんは、「我々のために修了式を挙行していただけると聞いたときは、大変嬉しく思いました。受講したAIの授業は、これまで受けた中で、最高レベルでした。これからもウクライナと日本の協力関係が続くよう願っています」と修了した喜びを述べました。また、日本人学生や留学生とともに学べるLanguage and Communication across Culturesコースを受講したH.S.スコヴォロダハリコフ国立教育大学のYelyzaveta Omelchuk(エリザベタ オメルチュク)さんは、「とても楽しく授業を受けることができました。授業では、山梨大学の学生と意見を交換するなど、交流することができ、日本や他国の文化を知ることができました。このような機会を与えてくださったことに感謝します」と受講の感想を話しました。
 本学では、今後もウクライナからの要望により、本支援プログラムを継続的に実施する予定です。

【学長式辞】
 学長式辞(英文)
 和訳

【参加大学】
・National Aerospace University(国立航空宇宙大学)
・Simon Kuznets Kharkiv National University of Economics(国立経済大学)
・Ukrainian State University of Railway Transport(国立鉄道交通大学)
・Kharkiv National University of Radioelectronics(ラジオエレクトロニクス大学)
・H. S. Skovoroda Kharkiv National Pedagogical University(H.S.スコヴォロダハリコフ国立教育大学)

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