ウクライナの学生に遠隔授業を提供!

2022年3月28日 トピックス

 令和4年3月24日(木)、甲府キャンパスにて、ウクライナの学生に遠隔授業を提供することについて記者会見で発表しました。
 現在、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻により、学びの機会が奪われた大学生・大学院生に対して遠隔授業を提供してほしいと、ウクライナのトップ大学の一つである国立航空宇宙大学(National Aerospace University–Kharkiv Aviation Institute)のマルコビッチ副学長から要請がありました。本学は、この要請を受け、英語による専門講義コンテンツと、大学等連携推進法人”一般社団法人大学アライアンスやまなし”による教育連携の一環として構築したオンライン講義配信システムを活用し、ウクライナの学生に対して遠隔授業の提供をすることとしました。
 記者会見では、島田眞路学長が「学びを決して諦めないというウクライナの学生の強い意志に強く心を打たれた。 学生たちの学問への情熱に応えるのは、教育者としての使命である。この取組みを全国の大学に広めていきたい」と挨拶されました。
 次にウクライナ・ハルキウ州出身で現在、本学大学院教育マネジメント室に勤務するフォミチョヴァ・クセニヤ技術補佐員から、ハルキウは、ロシア軍の砲撃で同大学内の建物や学生寮などが損壊され、対面や遠隔での授業ができない状況であるが、工学系先端技術に関する講義を聞きたいという学生の強い希望があることなど、経緯について説明しました。
 フォミチョヴァ技術補佐員は、「この授業支援プロジェクトは、戦渦で大変な思いをしているウクライナの人たちの心を強くするとても大きなプロジェクトです。早急に対応いただき、涙が出る思いです」と感謝の気持ちを述べました。
 次に茅副学長からは、支援先は、国立航空宇宙大学など、ウクライナ・ハルキウ州の12大学で、大学院生を対象に人口知能(AI)、クリーンエネルギー、水環境に関する分野の13科目の授業を提供し、現地学生の状況を鑑み、オンデマンド形式で避難先でもネット環境があればいつでも受講が可能で、オンラインで担当教員へ質問する機会も設けること、講義の履修に対しては、本学が証明書を発行し、現地の各大学において単位認定することを予定しているなど、本プロジェクトの内容説明がありました。
 最後に風間理事から「このプロジェクトをとおして、真の意味での国際化、人を思いやる心、学びに対する強い意欲など、本学に変化をもたらすことを期待します。全学をあげて取り組みたいと思います」と述べられました。
 本プロジェクトは、準備が整い次第、早急に開始し、今後は、提供する授業数を増やすほか、共同研究やオンラインインターンシップの受け入れも検討していく予定です。