平成27年度山梨大学医学部Student Doctor(SD)認証式を挙行

2015年4月21日 トピックス

 平成27年4月3日(金)、本学医学部臨床大講堂において、平成27年度山梨大学医学部Student Doctor(SD)認証式を挙行しました。

 認証式では、島田眞路学長から「良い医師が山梨大学から巣立つことを期待する」との挨拶に続き、吉原美幸山梨県福祉保健部長、医学部後援会長、医学部同窓会長からご祝辞をいただきました。

 その後、島田学長、吉原県福祉保健部長などからSD認定証と臨床実習で用いるSD用白衣が各学生に贈呈され、最後に学生代表から「誓いの言葉」として、「医療に対する知識、実践力を身に付けるため、日々研鑽する」との決意が述べられました。

※ Student Doctor(SD)

 医師免許を持たない医学部学生が、臨床実習において医療行為を行うことを社会が許容するためには、臨床実習を開始する前の医学部学生における教育の質を保証することが必要である(医師法17条の阻却要件)との考え方が生まれ、平成17年から、全国の医学部4年次生を対象として、社団法人医療系大学間共用試験実施評価機構(CATO)が臨床実習開始前の「共用試験」を実施しています。

 共用試験は、医学知識の総合的理解力を問う客観試験であるCBT (Computer Based Testing)と診療に参加する学生に必要な基本的診療技能・態度を問う臨床能力試験であるOSCE (Objective Structured Clinical Examination)に分けられます。

 全国の医学部・歯学部学生が共用試験を受験していますが、平成25年度から、共用試験の合格基準が統一化され、試験に合格した学生に対し、全国医学部長病院長会議からStudent Doctor認定証が交付されることとなりました。