公開講演会「日本の金融機関とクラスター爆弾」を開催

2017年7月14日 トピックス

 平成29年7月13日(木)、甲府キャンパスにおいて、生命環境学部地域社会システム学科及び教育学部生活社会教育コースの法学・政治学教員有志主催の公開講演会を開催し、本学学生・教職員・一般参加者など約100名が聴講しました。

 今回は、地雷廃絶日本キャンペーン代表理事及び日本国際ボランティアセンター理事を務める清水俊弘氏をお招きし、「日本の金融機関とクラスター爆弾」と題してご講演いただきました。

 国際NGOの先駆けである同センター職員を25年務められ、世界中の難民キャンプや紛争地の支援に尽力された清水氏は、国際法である対人地雷全面禁止条約やクラスター爆弾禁止条約で製造・使用が禁止されている「クラスター爆弾」について、日本を含む世界の金融機関の投融資によって製造が続けられている現状を述べ、投融資を禁止する国内法整備や、各企業による「社会的責任投資」順守の必要性を説きました。

 また、国際関係論を専門とする小松志朗 生命環境学部准教授が、クラスター爆弾に関連する歴史、理論、経済との結び付きなどについてコメントしました。

 参加者は熱心にメモを取り、活発な質疑応答が交わされるなど有意義な講演会となりました。