大村 智 特別栄誉博士胸像完成披露記念式典を挙行

2016年10月12日 トピックス

 平成28年10月5日(水)、甲府キャンパス大学会館において、「大村 智 特別栄誉博士胸像完成披露記念式典」を挙行しました。
 この胸像は、大村博士の平成27年「ノーベル医学・生理学賞」受賞を讃え、そのご功績を末永く顕彰することを目的に、「山梨大学大村智記念基金」の一部を活用して制作しました。

 式典では、島田眞路学長が、大村博士および胸像の制作者である石黒光二先生を紹介し、「大村先生からいただいた数々の「人をつくる言葉」を大切にし、大村先生に続く次世代の若者の人材育成に努めます」と決意を新たにしました。
 大村博士からは、胸像制作に対するお礼の言葉が述べられ、「像はその人物より優れた風貌で造られるので、像に恥じない生活をしていきます」と挨拶がありました。
 また、来賓を代表し山梨中央銀行代表取締役頭取 進藤 中 氏から祝辞がありました。

 式典には、大村基金の高額寄附者や「山梨大学大村智記念基金奨学金」の奨学生等、約100人が参加しました。


 引き続き、附属図書館1階エントランスホールに会場を移し、胸像の除幕を行いました。

 司会の合図で幕が下されると、高さ180センチのブロンズ製の胸像が現れ、会場からは盛大な拍手が贈られました。
 続いて、制作者の石黒先生から「大村先生の研究者としての厳しさと、優しく穏やかな人柄を表現できたと思います」と、大村博士から「私の恩師であるマックス・ティシュラー教授が在籍していた米ウエスレーヤン大学から、名誉理学博士号を授与されたときの出で立ちです」と胸像の説明がありました。

※胸像は、図書館の開館時間であれば、一般の方も自由に鑑賞できます。
開館時間は平日9:00~17:00、土曜日13:00~16:30です。
臨時休館等、詳細な情報は附属図書館ホームページをご覧ください。
また、図書館2階では「大村 智先生 ノーベル医学・生理学賞受賞記念展」を常設展として開催中です。


 除幕式後には祝賀会が開かれました。
 祝賀会では、大村博士と式典参加者との歓談のほか、「第1回山梨大学大村智記念基金奨学金」を授与された奨学生の紹介があり、2名の代表学生からお礼の挨拶がありました。
 生命環境学部の北原里子さんは、「大村先生のお言葉「一期一会」を胸に、感謝の心を忘れず、より一層勉学に励んでまいります。」と述べました。