ネパール政府省幹部らと水管理技術開発について協議

2016年10月4日 トピックス

 平成28年9月21日(水)、ラジャン・ラズ・パンディ ネパール水供給・衛生省副次官や同国・トリブワン大学教授一行が来学し、平成25年度SATREPS(サトレップス)採択プロジェクト「微生物学と水文水質学を融合させたネパール・カトマンズの水安全性を確保する技術の開発」に関する国際ワークショップを開催しました。

 SATREPSとは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)と独立行政法人国際協力機構(JICA)が共同で実施している、地球規模課題解決と将来的な社会実装に向けて日本と開発途上国の研究者が共同で研究を行うプログラムです。

 本研究では、風間ふたば 国際流域環境研究センター長及びナレンドラ・マン・シャキア同大教授が研究代表を務めており、水源や生活の状況などの詳細な調査と、地域に適した省エネルギーで小規模かつ高効率な水処理システムの開発・導入を目指しています。また、より安全にかつ持続的な水管理を行う仕組み(カトマンズモデル)を構築し、将来はこれを世界の水ビジネスへ展開させようと、関係各所と連携して研究を重ねています。

 今回一行は、成果の報告や今後の取組みに関する課題等を協議するためにJSTやJICA関係者らと共に来学し、ワークショップでは活発な議論が交わされました。また、島田眞路学長がこれまでの取組みに謝意を示し、参加者を激励しました。