大村記念微生物資源研究フロウティラ研究成果発表会を開催 ― イベルメクチンの作用機序に新たな知見 ―

2026年5月12日 トピックス

 令和8年4月15日(水)、甲府キャンパスにおいて、大村記念微生物資源研究フロウティラの研究活動の一環として、研究成果発表会を開催しました。当日は、大村智特別栄誉博士を迎え、フロウティラに関係する研究者15名が参加しました。
 発表会では、はじめに実施責任者の花木秀明特任教授(生命環境学域)より参加研究者の紹介が行われ、続いて中尾篤人教授(医学域)が「イベルメクチン(IVM)とマスト細胞の関係」と題して研究成果発表を行いました。
 本研究では、IVMのマスト細胞への作用について分子、細胞、個体レベルでこれまで得られているデータを提示しました。また、並行して評価をしたイベルメクチン誘導体のマスト細胞への作用についても報告しました。
 意見交換では、大村特別栄誉博士より「私が40年間にわたり抱き続けてきた疑問を、まさに解き明かす非常に重要な成果である」との講評が行われ、さらに「IVMの他の細胞への作用や他の疾患への応用もぜひ研究してほしい」と、フロウティラにおける創薬研究野展望に期待を寄せました。また、参加者間においては研究課題の核心に関する活発かつ建設的な議論が行われ、相互理解の深化と連携体制の強化につながる有意義な機会となりました。最後に、フロウティラ統括責任者を務める黒澤尋理事が閉会の挨拶を述べ、本会を締めくくりました。
 本学では今後も、創薬に関わる研究者の有機的連携を一層推進し、新たな医薬品開発拠点の形成に向けた取り組みを推進してまいります。

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