腰椎椎間板ヘルニア治療剤の企業への導出について記者発表会を開催

2026年5月12日 トピックス

 令和8年4 月27日(月)、甲府キャンパスにおいて、腰椎椎間板ヘルニア治療剤の企業への導出について記者発表を行いました。
 本件は、本学大学院総合研究部の波呂浩孝 教授(医学部整形外科学講座)が創出・開発し、株式会社キュアディスクが開発を支援してきた、腰椎椎間板ヘルニアの自然退縮を導くタンパク質製剤 KTP-001(遺伝子組み換えヒトマトリックスメタロプロテアーゼ7)について、株式会社キュアディスクが帝國製薬株式会社に日本国内における腰椎椎間板ヘルニアに関する独占的開発・製造・販売権を付与するライセンス契約を締結したものです。
 記者発表では、はじめに中村和彦 学長が「本学教員による研究成果が、一日も早く患者の皆さまのもとへ届けられることを願っている」と述べ、社会実装への期待を示しました。
続いて、藤岡実佐子 帝國製薬株式会社代表取締役社長は、「この薬剤の開発・製造・販売に挑戦し、腰椎椎間板ヘルニアに対する新たな治療選択肢を提供することで、弊社のモットーである『人類の痛みからの解放』に貢献したい」と述べました。また、赤木徹哉 株式会社キュアディスク代表取締役は、「今回の契約により、KTP-001 の実現性が大きく前進したと感じている。大学の知を社会に届けるため、誠実に開発を進めていきたい」と述べました。
 その後、岩﨑甫 副学長がライセンス契約締結に至る経緯を説明し、波呂教授からは、治療剤の開発状況と今後の展開について説明がありました。波呂教授は、「椎間板ヘルニアは20〜40 代の働き盛りに多く、突然の激痛で仕事や生活に大きな支障をきたす。発症直後から根治的治療を提供できる新しい選択肢として KTP-001 を開発している」と述べました。
 今後は「痛みと動作の不具合が改善し、また普通に生活ができる」と実感できる治療の早期実現を目指し、関係各社と連携して治験等を進めていく予定です。

報道関係者配付説明資料(PDF)
・帝國製薬株式会社ホームページ https://www.teikoku.co.jp/info/news/entry-700.html