大石直輝医学域准教授が第62回日本リンパ網内系学会総会・学術奨励賞を受賞
令和5年6月22日(木)~24日(土)に開催された、第63回日本リンパ網内系学会学術集会・総会において、本学医学域の大石直輝准教授が学術奨励賞を受賞しました。
本賞は、日本リンパ網内系学会総会にて一般演題を発表した40歳以下の優秀な演者2名に送られる賞です。
受賞演題は「Genetic and immunohistochemical profiling of extranodal NK/T-cell lymphoma revealed prognostic significance of high MYC expression」で、侵襲性の高いリンパ腫である節外性NK/T細胞リンパ腫の遺伝子異常・蛋白質発現を解析し、BCORとTP53遺伝子変異ならびにMYC高発現が予後不良因子であることを明らかにしました。
大石准教授は「このような賞をいただき、大変光栄です。希少がんである節外性NK/T細胞リンパ腫の収集・遺伝子変異解析にご協力いただいた共同研究者の先生方に心から感謝申し上げます。今後も情熱を失わず、リンパ腫の病理診断と病態解析を車の両輪として山梨県の血液病理学を盛り上げていきたいです」とコメントしています。
本研究成果は学術雑誌Blood Advancesにも掲載されました。
Oishi N, Satou A, Miyaoka M, Kawashima I, Segawa T, Miyake K, Mochizuki K, Kirito K, Feldman AL, Nakamura N, Kondo T. Genetic and immunohistochemical profiling of NK/T-cell lymphomas reveals prognostically relevant BCOR-MYC association. Blood Adv. 2023 Jan 10;7(1):178-189. doi:10.1182/bloodadvances.2022007541.