外務省・戦略的実務者招へい事業 「西バルカン諸国・スロベニア」ご一行が来学されました

2023年2月1日 トピックス

 令和5年1月30日(月)、外務省・戦略的実務者招へい事業※1により、西バルカン諸国およびスロベニア共和国から農業に関する実務者6名がスマート農業技術の研修のため、来学されました。※2
 本事業は、各分野において指導的立場で活躍されている実務者のための訪日招へい制度であり、我が国の政策,文化・社会等様々な分野への理解を深め、我が国の関係者と人脈を構築し、親日家・知日家層の育成・底上げを図ることを目的としています。
 研修では、岩崎 甫副学長から歓迎の挨拶があり、その後、茅 暁陽副学長(コンピュータ理工学科教授)が「匠の技術を獲得したAIとスマートグラスによるブドウの摘粒作業支援、AIを搭載した栽培支援ロボットの開発」、小谷 信司メカトロニクス工学科教授の研究室が「モモの検疫検査及び箱詰め作業等の自動化、サクランボの品質分類検査技術」、片岡 良太環境科学科准教授が「山梨県の農業―環境・土壌―、あけぼの大豆の栽培土壌環境」と、本学が取り組んでいる最先端のスマート農業技術や山梨県の農業事情をそれぞれ紹介しました。
 また、本学と大学間交流に関する包括協定を締結している明治大学の橋口 卓也教授が、同大で開発された潅水と施肥を、IoTとAI技術で自動化し「高収量・高品質・省力化」に貢献する自動潅水装置「ゼロアグリ」について紹介されました。
 茅研究室の学生によるスマートグラスのデモンストレーションでは、参加者は、実際にスマートグラスを装着して摘粒作業のシミュレーションを体験し、日本の最新技術に関心を寄せていました。
 研修後に行われた中村和彦理事(国際交流担当)との意見交換会では、互いの国の発展のため、これを機に本学と各国の交流を深めることを約束しました。

※1 外務省・戦略的実務者招へい事業
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/culture/hito/shouhei.html

※2 参加国
北マケドニア共和国、アルバニア共和国、コソボ 共和国、セルビア共和国、ボスニア・ヘルツェゴビナ、スロベニア共和国