「日本ワインセミナー」を開催

2021年10月20日 トピックス

 令和3年10月17日(日)、大村智記念学術館大村記念ホールおよびオンラインの同時開催にて「日本ワインセミナー」を開催しました。
 同セミナーは、世界レベルとなった日本ワインを、銘醸地レベルに上げるための取り組みを一般にも広く紹介するために本学が主催したもので、対面とオンラインを合わせて、約170名が参加しました。
 今回のセミナーは、2部構成で行われ、第1部では、乙黒 美彩本学ワイン科学研究センター准教授が「野生酵母による発酵はコントロールできるのか?~日本ワインを美味しく・安全に~」と題し、発酵の基本、醗酵と腐敗の違いや美味しくて安全なワインの醸造について講義しました。
 第2部では、田村 隆幸 シャトー・メルシャン勝沼ワイナリー長を講師としてお招きし、「野生酵母による醸造の実例の紹介」と題し、ワインメーカーによる醸造の実例をご紹介いただきました。
 田村氏の解説のもと行われたテイスティングでは、参加者は4種類のシャルドネワインを試飲し、野生酵母と培養酵母のワインをそれぞれ味わい、その違いを体感しました。
 質疑応答では、参加者から多くの質問が寄せられ、ワインの奥深さと魅力に触れる実りあるセミナーとなりました。