国際流域環境研究センターの研究課題がJST戦略的創造研究推進事業(SOLVE for SDGs)に採択

2021年10月13日 トピックス

 国際流域環境研究センターを中心とする研究チーム(代表:西田継 国際流域環境研究センター長)の提案が、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST) の2021年度「戦略的創造研究推進事業(社会技術研究開発)‐SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(SOLVE for SDGs)‐」の新規研究課題として採択されました。
 SOLVE for SDGsは、SDGsの達成に向けて、複合的で幅広いテーマの地域課題に対して既存技術シーズを活用した即効性のある解決策の創出と他地域展開を目指すプログラムです。
 研究課題は、「小さな水サービスの導入を軸とした互助ネットワークの形成による、社会的効用創出モデルの開発と展開」です。水は日々の生活に欠くことのできない生命線です。超少子高齢化社会を迎える日本において、都市部で集中的に管理されている上水道や下水道と、郊外に分散する伝統的な水源(湧水、渓流水、井戸水、雨水)や排水を浄化・再生する仕組みが共存することで、地域住民の利便性と充実感が両立する社会への道筋を提案するのが、本課題の目標です。
 本研究は甲州市をモデルとして研究を開始しますが、過疎や水不足の問題を抱える国内外の他地域でも、自立・分散した水サービスと共体験による効用創出の試みを展開する計画です。

戦略的創造研究推進事業(社会技術研究開発)における2021年度新規プロジェクトの決定について 
SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(SOLVE for SDGs)HP

※山梨大学ではSDGsに取り組んでいます。この他の取り組みにつきましては、こちらをご覧ください。