修士課程工学専攻電気電子工学コース1年の浅川詩織さんが公益社団法人応用物理学会で講演奨励賞を受賞

2020年4月6日 トピックス

 令和2年3月12日(木)、大学院修士課程工学専攻電気電子工学コース1年の浅川詩織さん(指導教員:垣尾省司教授)が第47回公益社団法人応用物理学会講演奨励賞を受賞しました。

 同賞は、応用物理学会の春季および秋季学術講演会において、応用物理学の発展に貢献しうる優秀な一般講演論文を発表した若手会員に対して贈られるもので、今回は2019年秋季学術講演会において選出された39名が受賞しました。

 受賞テーマは「LiNbO3/SiO2/水晶構造におけるリーキーSAWの解析」で、異種材料接合構造に誘電体アモルファス薄膜を中間層として設けると、弾性表面波(SAW)の共振特性が向上することを理論的に明らかにした研究成果を報告したもので、スマートフォン等に用いられる高周波フィルタの高性能化を図る技術として期待されています。

 受賞した浅川さんは、「多くの方々に自身の研究内容を高く評価していただき大変嬉しく思います。ご指導、ご協力いただいた垣尾教授をはじめ、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。今回の受賞を励みに、現状に満足することなく、更なる高みを目指しこの分野の発展に貢献して参りたいと思います」と話しています。

※学年は受賞時のものです。
公益社団法人応用物理学会