中国・杭州電子科技大学からマスク5000枚が寄贈されました

2020年4月6日 トピックス

 新型コロナウイルス感染拡大が深刻化し世界的にマスクが不足する中、本学の大学間交流協定校である中国・杭州電子科技大学からマスクが寄贈されました。1パッケージにつき郵送できるのが100枚までという制限があるため、計5,000枚のマスクを100枚ずつ丁寧に包み、数十名の教職員が手分けして送り出してくださっており、3月31日(火)までに計32パッケージ、3200枚が届いています。

 各パッケージには「红白樱花烂漫开、盈盈一水送春来」という歌が添えられていました。これは、中国の著名な書道家である林 散之 氏 が1975年に日本書道訪中団のために特別に書いた「中日友誼詩」の中に出てくる一節です。「盈盈一水」はもともと牽牛(彦星)と織女(織姫)の七夕伝説を由来とする言葉で、天の河で隔てられているために、見つめるだけで会話することが出来ない切なさを意味しています。

 同大とは、2008年に大学間交流協定を締結しており、これまで100名以上の学生相互派遣を行っているほか、2018年からは、両大学で修士学位を取得できる修士課程ダブルディグリープログラムを実施していますが、今年は毎年3月に行っている同大への学生派遣と7月に予定している留学生の受け入れを中止することとなりました。

 今回のマスクの寄贈には、「紅白の桜が満開となる今、両大学は新型コロナウイルスにより分断されているが、これを乗り越えた暁には、きっと真の美しい春がそこにある」という願いが込められています。