第1回大学教育院特別教育プログラムワークショップを開催

2020年2月17日 トピックス

 令和2年2月6日(木)、甲府キャンパスにおいて、大学院教育マネジメント室主催「第1回大学教育院特別教育プログラムワークショップ」を開催し、学生や教職員ら約50名が参加しました。
 これは、融合研究・学際研究の意義や重要性を広く学内で共有し、学部生を主対象に先端科学を支える最新の研究事例を学んでもらい、自分の専門や周辺の学問・科学への関心を深めることを目的として開催されたものです。
 今回は国立開発研究法人宇宙航空研究開発機構JAXAの矢野幸子 有人宇宙技術部門きぼう利用センター主任研究開発員をお招きし、特別講演を実施しました。
 矢野研究開発員は、「国際宇宙ステーション計画とその実際-人類最大の理学・工学融合プロジェクト」と題して、理学と工学の融合により実現した国際宇宙ステーションISSプロジェクトについて、計画から建設・現在の利用・運用に至るまでの経緯やISSでの宇宙実験の内容などを紹介しました。また、「月面農場を目指した宇宙植物栽培研究」と題して、JAXAにおける将来の超長期有人宇宙探査を見据えた植物栽培による食料生産システムを加えた、閉鎖生態系の構築構想に関する発表がありました。
 参加者は熱心に聞き入り、活発な質疑応答が交わされるなど、融合研究を通じた教育の重要性が垣間見える有意義なワークショップとなりました。