産学官連携 観光シンポジウム「『ゆるキャン△』効果~地元が舞台となるアニメが地域に与える影響~」を開催

2019年3月29日 トピックス

 2019年3月19日(火)、甲府キャンパスにおいて、本学・山梨中銀経営コンサルティング株式会社共催のシンポジウム「『ゆるキャン△』効果~地元が舞台となるアニメが地域に与える影響~」を開催し、自治体・地域の関係者や教職員等約110名が参加しました。

 これは、山梨県が舞台の人気アニメ「ゆるキャン△」の放送以降、身延町を中心とする作品の舞台となった地域に、連日多くのファンが観光客として訪れていることから、アニメが地域にもたらす効果を分析し、地域に根付いたコンテンツツーリズムの仕組みづくりを考えることを目的に開催されました。

 本学では、2月20日(水)に記者会見を開き、アニメの効果・影響等について、本学・同社共同で分析した調査結果を発表しています。

 島田眞路 学長及び弦間正仁 県観光部長による開会挨拶の後、武川清志朗(公社)やまなし観光推進機構マネージャーが講演し、県内での様々なアニメ関連イベントの経緯や実状等を報告した上で、観光客の受入には地域の理解・協力を得ることが必要と述べました。

 また、岡本新一 山梨中銀経営コンサルティング株式会社経済調査部長が、観光客・地域住民へのアンケート等に基づく調査結果を報告し、住民の連帯感や郷土愛の醸成などの地域への好影響を指摘したほか、田中 敦 本学生命環境学部教授及び同教授ゼミ所属の学生が、本学の問題解決型学習PBLや観光・地域活性化に関わる活動実績を紹介しました。

 その後、岡本部長をコーデイネーター役に、矢野 久 県観光部観光プロモーション課長補佐、同町有志の「五条ヶ丘活性化推進協議会」深山光信会長、「みのべーしょん288」佐野 信 代表がパネルディスカッションを行い、今後も持続的に観光客を呼び込む方策などが話し合われました。

 なお、会場の外では、アニメに登場したモデル地をパネルで紹介するコーナーが設けられたほか、株式会社トヨタレンタリース山梨の「ゆるキャン△特別仕様車」が一般公開されました。