山梨が舞台の人気アニメ「ゆるキャン△」の効果・影響を本学及び山梨中銀経営コンサルティングが分析・発表

2019年2月26日 トピックス

 2019年2月20日(水)、本学及び山梨中銀経営コンサルティング株式会社は共同で記者会見を開き、山梨県が舞台の人気アニメ「ゆるキャン△」が県内に与えた効果・影響等を調査・分析した結果を発表しました。
※調査結果

 「ゆるキャン△(©あfろ・芳文社/野外活動サークル)」は、「まんがタイムきららフォワード」(芳文社)で連載中のアウトドア系漫画で、山梨県を舞台に女子高生たちがキャンプをしたり日常生活を送る様子をゆるやかに描いた人気作品です。

 また、県や(公社)やまなし観光推進機構、地元・身延町や同町五条が丘地区を中心に有志が連携し、地域一体となってアニメを活用したまちおこしが行われています。
 ※同機構「ゆるキャン△」紹介ページ

 調査は、2018年10~12月、関連イベントの来訪者や関係者等へのヒヤリング形式で行われました。調査結果では、ファンによる聖地巡礼の特徴や活況となっている背景、経済的な効果や地域に与えた影響などが報告され、効果の継続に向けた方向性が示されました。

 調査を実施した田中 敦 本学生命環境学部教授は「次世代を担う人たちの高いモチベーションで、日常とは違った様々な力を発揮した献身的な運営が、地域の思いを一つにし、大きなムーブメントにつながった」、岡本新一 同社経済調査部長は「アニメを通して地元が熱心にまちおこしに協力した。今後も訪れる人が増える方策が必要」と説明しました。

 なお、調査には、田中教授のゼミ生ら(同学部地域社会システム学科観光政策科学特別コース)が教育の一環として全面的に参加し、会見に同席して感想などを述べました。
 ※田中教授ゼミ生らの活躍の一部

 なお、2019年3月19日(火)13:30より、甲府西キャンパス大村智記念学術館において、本件に関するシンポジウムを開催します。詳細は後日HPでご案内申し上げます。