フランス・モンペリエ農業科学高等教育国際センターの学生・教職員が来学

2017年3月17日 トピックス

 本学は、平成28年3月から、ヨーロッパを中心とした世界21ヶ国が加盟するブドウ・ワイン関係の教育研究機関(Oenoviti International Network)に参加しています。

 この連携機関であるフランス・モンペリエ農業科学高等教育国際センターに所属する14ヶ国の学生18名と教員5名が、平成29年3月8日(水)から9日(木)、山梨県を訪れ、本学ワイン科学研究センターの教員の説明のもと、日本でのブドウ栽培・ワイン製造技術や日本酒の製造工程などを視察しました。棚栽培という栽培方法や温暖化に対応した栽培技術など、日本独自の技術に多くの質問が挙がりました。

 視察中、ワイン科学研究センター内の工場において、視察団と本学学生・教員の情報交換会を行いました。参加者は和やかな雰囲気の中、山梨県産のワインを評価しながら、お互いの研究内容や日本のワインの特徴などについて話し合いました。
 また、日本文化の紹介として、奥田 徹センター長が特技の尺八演奏を披露しました。参加者は尺八の音色に静かに耳を傾け、演奏が終わると盛大な拍手を贈りました。

 本取り組みは、モンペリエ農業科学高等教育国際センター、京都大学、山梨大学の連携によって実施されており、今回は昨年度に続き2回目となります。

※Oenoviti International Network(ワイン・ブドウ国際ネットワーク)
世界でワイン科学を教育研究している組織で、ブドウやワインの諸問題を世界的規模で解決するため、フランス・ボルドー大学が中心となり、高等教育関係21ヶ国、研究所8ヶ国が協同して教育研究を行っています。