「山梨から発信する21世紀の音楽創造~山梨の作曲家による作品コンサート~」を開催

2017年3月16日 トピックス

 平成29年3月4日(土)、コラニー文化ホール(山梨県甲府市)において、「山梨から発信する21世紀の音楽創造~山梨の作曲家による作品コンサート~」を開催しました。

 これは、本学で作曲を学び現在も活躍する作曲家を中心とした、山梨県ゆかりの現代音楽作曲家の作品を紹介する演奏会です。

 コンサートでは、本学教育学部の藤原嘉文教授・大内邦靖准教授がコーディネーターを務め、作曲家とのトークを交え、それぞれの作品についてわかりやすい解説を加えながら演奏会を進めました。打楽器アンサンブル、サックス四重奏、弦楽四重奏から、ピアノとの二重奏曲、歌曲、さらに和楽器アンサンブルまで多彩な編成の作品が発表され、それぞれの演奏家が素晴らしいパフォーマンスを披露しました。

 終演後のアンケートでは、「多彩な作品と作曲家の姿にふれ、文化の流れを感じた」、「現代音楽は少し難しいメージがあったけれど、演奏を聴き、とても魅力的な音楽ということに気づけた」、「音楽が直接わかりやすく文化の発展を伝えられるものであると、あらためて認識した。ぜひこの流れを大きくしていってほしい」などの感想が寄せられ、「とても満足」・「満足」が90%を超える結果となりました。

 山梨において、8名もの作曲家の「同時代の作品」をまとめて演奏するのは初めての試みであり、普段あまり接する機会のない現代音楽を県民の皆様に広く触れていただく貴重な機会となりました。

演奏作品

  1. 山下久幸 作曲
    交響する阿修羅の嘆き―打楽器八重奏のために―
  2. 雨宮雄貴 作曲
    サクソフォン四重奏のための「プレリュードとアレグロ」
  3. 山本雅一 作曲
    紫陽花(弦楽四重奏)
  4. 藤原嘉文 作曲
    西風の記憶〜トロンボーンとピアノのための
  5. 齊藤 武 作曲
    斑鳩幻想曲〜フルートとピアノのための〜
  6. 佐久間ともか 作曲
    FOUR PIECES for saxophone quartet
  7. 佐藤晶子 作曲
    changed-unchanged 二挺の細棹三味線のための
  8. 伊藤 駿 作曲
    永訣の朝(ソプラノ、ヴァイオリン、ピアノ)