映画監督の蔦 哲一朗氏が「映画を通して地域を考える―短編映画『林こずえの業』上映と監督のお話」について講演

2017年1月24日 トピックス

 平成29年1月18日(水)、甲府キャンパスにおいて、「第5回教養教育センター講座」として、一般社団法人ニコニコフィルム代表で映画監督の蔦 哲一朗氏を講師に迎え、「映画を通して地域を考える―短編映画『林こずえの業』上映と監督のお話」と題して講演会を開催し、学生・教職員等約90名が参加しました。

 前半では、蔦氏の生い立ちや映画の道を志した経緯、国内外の映画祭で高い評価を受けた初の長編映画『祖谷物語(いやものがたり)』の思い出、映画監督としての現在など、これまでのキャリアをお話しいただきました。

 後半では、徳島県の林業PR映画として制作された『林こずえの業』の上映を行いました。
 この映画は、徳島県山間部を舞台に、林業の見習いとして働く主人公・林こずえと、彼女を取りまく人々をドキュメンタリー風に追いながら、伐採や加工等、林業の技術を紹介しています。

 上映後の質疑応答では、映像の背景にある監督の意図や、映画を通してものを表現すること、さらには映画や林業におけるゆっくりとした時間の流れについて、参加者から多くの質問があり、時間ぎりぎりまで質疑応答が続きました。

山梨大学教養教育センターホームページ