博士課程の埋橋英夫さんが「ターボ機械協会論文賞」を受賞

2016年7月6日 トピックス

 平成28年5月20日(金)、東京大学(東京都目黒区)で開催された「第43期一般社団法人ターボ機械協会総会」にて、大学院博士課程(機能材料システム工学専攻)の埋橋英夫さん、鳥養映子名誉教授及び角田博之准教授(指導教員)の3名が「平成27年度ターボ機械協会論文賞」を受賞しました。

 受賞論文は「半経験的相似則に基づく家庭用送風機の設計法について」で、3種類のファンの性能評価式を統合し、性能に影響する羽車形状のパラメータを適切に選択することで、風量、風圧、動力、騒音を一つの計算式で表現できるというものです。これにより、省エネ、騒音低減、原価低減を行う際に、熱交換器やユニットとのマッチング精度が向上し、新規ファンの設計期間短縮につながることが実証できました。

 埋橋さんは、「高いレベルの応募論文の中から今回受賞できたのは、鳥養先生や角田先生のお蔭です。今後は送風機の研究に加えて、エアコン3大要素の一つである熱交換器の性能向上を目指して研究活動に励みます」と話しています。