山梨大学SDGs 持続可能な未来のために!

県産食材を使った食育と食支援による地域活性化

大学院総合研究部医学域 
准教授 阿久澤 智恵子
01-貧困をなくそう02-飢餓をゼロに03-すべての人に健康と福祉を12-つくる責任、つかう責任15-陸の豊かさも守ろう
キーワード:山梨県産食材、食支援、食育、健康教育、貧困、職能的ボランティア

コロナ禍で、貧困の子ども達の食支援を行っている「子ども食堂」の閉鎖が余儀なくされています。また、飲食店の営業自粛や外食の自粛により山梨県産食材(ジビエ肉や甲斐サーモン、大塚にんじんなど)が余剰しています。子ども達への食支援を行うことにより、地域の農作物生産者への間接的支援も行います。

代表者:阿久澤 智恵子 神崎 由紀(山梨大学医学域看護学講座)鈴木 耕太(山梨学院短期大学食物栄養科) 
協力者:樋口 千鶴(山梨学院短期大学食物栄養科) 竹中 麻美子(山梨学院短期大学保育科)
山梨大学医学部看護学科学生 山梨学院短期大学食物栄養科学生/保育科学生
連携者:フードバンク山梨 山梨県農政部畜産課 山梨県花き水産課  

 

▪2014年に施行された「子どもの貧困対策の推進に 関する法律」の影響を受け、全国に3000か所以上の 子ども食堂が作られ、延べ毎年100万人以上の子どもが利用している。
▪COVID-19感染対策の影響により、食事を楽しむ場である子ども食堂は閉鎖を余儀なくされている。
▪長期化している自粛生活により、子ども達の学習や活動も制限され、生活リズムが崩れていることが推測される。
▪度重なる緊急事態宣言の発出やまん延防止等重点措置等により、飲食店の営業自粛、外出や外食の自粛により山梨県産の食材の流通も大きな打撃を受けている

▪夏休み中の子ども達が「健康教育」と「食育」を楽しく受けることによって、リフレッシュしながらヘルスセルフケアの知識を身につける。
▪看護師、栄養士、保育士を志す学生が、職業意識を持ち、チームでボランティアに取り組むことにより、相互的な教育効果を生む。
▪山梨県産食材を使ったお弁当メニューを開発し、フードバンク山梨が支援する家庭の子ども達に食べてもらう ことにより、コロナ禍で余剰したジビエや甲斐サーモンなどのフードロスを減らす。
▪子ども達の健康な生活習慣づくりを目指すとともに、 地域の生産者を持続的に支援し、生産者から生活者への好循環的な流れを再構築する。

山梨大学は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。 やまなしSDGsプレジェクトの推進パートナートしてともに進めています