宮本 崇 工学部助教の研究課題がJST戦略的創造研究推進事業(ACT-I)採択者の加速フェーズ支援対象に決定
2019年2月8日 トピックス
宮本 崇 工学部助教の研究課題が、科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業(ACT-I)平成29年度採択者(2期生)の加速フェーズ支援対象に決定しました。
本事業は、ICT分野の若手研究者の「個の確立」を支援するネットワーク型研究(個人型)で、宮本助教の課題はACT-I「情報と未来」領域加速フェーズが採択先となりました。
宮本助教の研究課題は「衛星リモートセンシングから得られる時空間ビッグデータの機械学習による地震被害の判別」で、人工衛星から撮影した画像を人工知能を用いて分析することによって、大地震時の被害状況を災害直後に把握する技術を開発するものです。研究提案は、人工知能技術の先端的な手法を参考に、防災応用のために特化したデータ分析技術を提案する点に挑戦性を有しており、開発技術は大地震後の人命救助などに不可欠となる被害情報の迅速な収集に利用され、地震災害の軽減に大きく貢献することが期待されます。
宮本助教は、「今回の研究プロジェクトは、これまでに研究を行ってきた人工知能による衛星撮影画像の分析技術を発展させた提案が採択されたもので、とても嬉しく思っています。土木工学・防災工学における情報学技術の活用推進に寄与できるよう、今後とも研究に取り組みます」と述べています。