第6回連続市民講座を開催

2025年10月30日 トピックス

 令和7年10月11日(土)、幸田尚生命環境学域教授を講師として、「遺伝子とゲノム~私達はどこまで遺伝子で決まるのか~」と題した第6回連続市民講座を甲府西キャンパスにて開講し、約50名が参加しました。
 講義では、幸田教授から、DNAの配列だけでは決まらない遺伝子発現の精巧なプログラムを研究する「エピジェネティクス」の視点から、生まれつきどこまで遺伝子で決まっているのかについて解説がありました。
 幸田教授は、「DNA配列で決まるものは簡単には変わらない。非常にきちんとプログラムされた遺伝子の制御もあれば、食環境などで変わる遺伝子の制御もある。人の性質は幾重もの遺伝子の情報が決めていることを知ってほしい」と述べました。
 受講者からは、「遺伝子についての研究がここまで発展しているのかと驚いた」「専門的な話で少々難解だったが、大変勉強になった」など、難しい内容にもかかわらず、講師の説明が分かりやすく、興味を持って聞くことができたという意見が多く寄せられました。

10月11日(土)開催講座のオンデマンド配信は約1カ月間視聴できます。
お申し込みはこちら→https://www.yamanashi.ac.jp/social/378

次回は、11月15日(土)に教育学域の田中健史朗准教授を講師に「いま学校で何が起きているのか~過去最多となった不登校といじめ~」を開講します。是非ご参加下さい。

〇連続市民講座のお知らせ(https://www.yamanashi.ac.jp/social/378