秦 康範 地域防災・マネジメント研究センター准教授ら監修の防災教育教材を山梨県内小学校等に贈呈

2019年1月31日 トピックス

 2019年1月29日(火)、秦 康範 地域防災・マネジメント研究センター准教授らが監修した防災教育教材「フェーズフリー コンセプト&ガイドブック」及びその概念を絵本にした「わたしの、いつもの。」を、山梨県教育委員会に対して贈呈しました。

 「フェーズフリー」とは、日常時と非常時という社会のフェーズ(時期、状態)を取り払い、普段利用している商品やサービスが災害時に適切に使えるようにする価値を表した言葉です。絵本を制作し無償提供する佐藤唯行氏がこの概念を提唱し、秦准教授はこの概念に強く賛同し、フェーズフリーの理論化と普及に関わっています。今回、学校教育現場において、この概念を幅広く啓発する目的で、絵本及びコンセプトガイドブックを贈呈することとなりました。教材は山梨県内各小学校や県内公立図書館等に配付される予定です。

 贈呈式で、秦准教授は「主人公の女の子と傘にまつわるストーリーで、日常使っている傘がもしもの時に彼女を守ってくれる内容。フェーズフリーの概念が山梨の学校現場に少しでも広まれば」と期待を寄せ、教材を受け取った青柳達也 山梨県教育委員会教育庁教育監は「とても分かりやすい教材。ぜひ教育現場にも活かしたい」と謝意を述べました。

 「フェーズフリー」について