附属図書館講演会「太宰治『富嶽百景』を読みなおす」を開催

2017年7月21日 トピックス

 平成29年7月8日(土)、甲府キャンパス附属図書館本館において、同館所蔵の近代文学文庫に関連するイベントとして大東文化大学専任講師の滝口明祥氏をお招きし、「太宰治『富嶽百景』を読みなおす」と題したご講演をいただきました。

滝口氏は、井伏鱒二を通じた太宰治と山梨とのゆかりや、作品の書かれた時代背景や教科書本文の問題、作品の読み方の可能性などを幅広く講義し、参加者は熱心に聞き入っていました。

 また講演終了後、滝口氏や参加者は2階展示室で同日より開催された企画展示「激動の昭和文学-横光利一、川端康成から坂口安吾、太宰治まで」を見学し、展示資料や作家にまつわる文学談義で盛り上がりました。

 なお、この企画展示は、学芸員養成のための教育学部授業科目「博物館資料論」の実習の一環として、学生が展示の実行に携わり開催に至ったもので、学生が展示にあたり工夫した点などを参加者に説明する場面も見られました。

 企画展示は図書館の開館時間中はいつでもご覧いただけます。ぜひお越しください。

 附属図書館HP