青木 誠 燃料電池ナノ材料研究センター特任助教が「表面技術協会 学術奨励講演賞」を受賞

2017年3月21日 トピックス

 平成29年3月9日(木)から10日(金)、東洋大学(埼玉県川越市)で開催された「表面技術協会 第135回講演大会」において、燃料電池ナノ材料研究センターの青木 誠 特任助教が「学術奨励講演賞」を受賞しました。
 本賞は表面技術に関する研究を奨励する目的で、若手研究者を対象に授与するものです。

 受賞した青木特任助教は、「学術奨励講演賞という栄誉を賜り、大変光栄に存じます。本受賞は多くの方々のご指導の賜物であり、この場をかりて心より御礼申し上げます。本受賞を励みに、今後より一層の研究成果を上げられるよう、研究に邁進してまいります」と述べています。

  • 研究題目
    Ptx-Coy合金単結晶電極表面構造解析による酸素還元活性向上因子の検討
  • 研究概要
    酸素還元反応(ORR)は固体高分子形燃料電池(PEFC)の発電反応の律速段階であり、触媒活性のさらなる向上が必須となっています。Pt-Co合金はORRに高活性を示し、PEFCの高性能・低コスト化を実現し得る触媒として注目されています。ORR触媒活性向上の要因を理解し、より高活性な触媒を開発するためには電極触媒表面構造の原子レベルでの解明が重要です。本研究では100% H2雰囲気下で熱処理した種々のCo組成のPtxCoy(111)合金単結晶電極を用い、電極表面構造解析からORR活性向上因子を明らかにしました。