修士課程工学専攻コンピュータ理工学コース1年のBong Tze Yawさんの研究グループが第24回計測自動制御学会SI部門講演会で優秀講演賞を受賞
2024年4月18日 トピックス
令和5年12月14日(木)~16日(土)、新潟県で開催された第24回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SI2023)において、本学修士課程工学専攻コンピュータ理工学コース1年のBong Tze Yawさん(指導教員:西崎博光 工学域教授)の研究グループが、優秀講演賞を受賞しました。(学年は受賞時)
本賞は、研究発表を行った研究者のうち特に優れた発表者に贈られるものです。
受賞題目は「果実盗難通報装置のための小型マイコンで動作する不審音検出システム」です。本研究では、果樹園での電源確保が困難であることを前提に、小型マイコンで装置を稼働させ、マイクで収集した音から機械学習で不審音を検知する通報装置の開発に取り組み、足音や話し声などの不審音を検出する深層学習モデルを独自に設計し、メモリと演算能力が限られるマイコン上での動作が可能で、軽量かつ高精度なモデルの開発に成功しました。
受賞したBong Tze Yawさんは、「日本語を勉強し始めて2年たたず、つたない日本語の発表にも関わらず受賞できびっくりしています。今後も研究を精進し、農家の方々に安価安全安心なAI防犯システムを提案し、山梨県の農業への貢献ができるように努力を重ねていきたいと思います。」とコメントしています。