大石直輝医学域准教授が日本病理学会学術奨励賞を受賞

2024年4月9日 トピックス

 令和6年3月28日(木)~30日(土)、名古屋国際会議場で開催された第113回日本病理学会総会において、本学医学域の大石直輝准教授が日本病理学会学術奨励賞を受賞しました。
 本賞は、病理学の基礎的研究あるいは診断業務の中で特に優れた学術的貢献を行った本学会若手会員に授与されるものです。
 受賞題目は、「希少リンパ腫病型における均質性・多様性の解明と診断マーカー・予後因子の同定」で、乳房インプラント関連未分化大細胞リンパ腫、節外性NK/T細胞リンパ腫など稀なタイプのリンパ腫を病理学的、分子生物学的に解析し、診断に有用なマーカー、予後因子を同定しました。
 受賞した大石准教授は、「学術奨励賞という素晴らしい賞をいただき大変嬉しく思います。本研究は多施設共同研究であり、多くの共同研究者の先生方のサポートにより実現することができました。また、人体病理学講座の加藤良平前教授、近藤哲夫現教授、留学先であるMayo ClinicのAndrew L. Feldman教授をはじめ、折に触れて適切な助言をくださった先生方に心から感謝申し上げます。今後も質の高い病理診断を追求するとともに、疾患の理解につながる研究活動に邁進してまいります」とコメントしています。