医学部医学科5年の入江光顕さんが日本循環器学会第270回関東甲信越地方会でStudent Award最優秀賞を受賞

2023年12月27日 トピックス

 令和5年12月16日(土)、東京都で開催された日本循環器学会 第270回関東甲信越地方会において、医学部医学科5年の入江光顕さん(指導教員:医学域 佐藤明教授・渡邉陽介助教)がStudent Award最優秀賞を受賞しました。
 本賞は、同学会において若手循環器専門医の育成を目的として設立されたもので、Student Award審査セッションの発表を5項目(正しい医学用語の使用、発表時間の厳守と態度等)により審査し、最も優れた発表を行った学生に対し贈られるものです。
 受賞題目は「HFpEFにおけるImproving Renal Function(IRF)の意義と入院時Fib4 indexによるIRFの予測」で、急性心不全時の腎うっ血による腎機能の低下が、予後の悪化に関わることや、肝線維化マーカーであるFib-4 indexが腎うっ血を予測することを報告しました。本研究は、Fib-4 indexを指標にした、急性心不全時の積極的な利尿薬の使用につながることが期待されます。
 受賞した入江さんは、「今回このような賞をいただき、大変光栄に存じます。内科学講座循環器内科学教室の佐藤明教授、渡邉陽介助教をはじめ、ご指導いただいた先生方に心から感謝申し上げます。今後も心不全の研究を続けたいと考えています」とコメントしています。