修士課程工学専攻流域環境科学特別教育プログラム2年の平井聡一郎さんが国際会議VANJ Conference 2023で最優秀口頭発表賞と優秀若手研究者賞を受賞

2023年12月11日 トピックス

 令和5年12月2日(土)~3日(日)、東京大学本郷キャンパスで開催された国際会議VANJ Conference 2023において、本学修士課程工学専攻流域環境科学特別教育プログラム2年の平井聡一郎さん(指導教員:原本英司 国際流域環境研究センター教授)が、すべての口頭発表の中から優れた発表に対して贈られる「最優秀口頭発表賞」と、優れた研究発表を行った若手研究者に贈られる「優秀若手研究者賞」の両方を受賞しました。
 受賞題目は「Monitoring of SARS-CoV-2 and other viruses in hospital sewage(病院排水中の新型コロナウイルスおよび他のウイルスの測定)」で、下水中の病原微生物を測定することで地域における感染症の流行状況を把握する「下水疫学調査」を施設単位に適用することを目指し、病院のトイレ排水を定期的に採水して新型コロナウイルスやA型インフルエンザウイルス、ノロウイルス等の様々なウイルスを測定した結果を報告しました。本研究の成果は、原本研究室と株式会社雷神の風(代表取締役 細田悟氏)との共同研究により得られたものです。
 受賞した平井さんは、「今回、このような名誉のある賞を2つもいただき、大変光栄に思います。研究の指導やサポートをしていただいた原本先生、細田先生、調査に協力いただいた病院の方々、研究室のメンバーに感謝しております。今後より一層、本研究を発展できるように努力していきたいと思います」とコメントしています。