修士課程工学専攻コンピュータ理工学コース修了生の荒木裕史さんらの論文が国際会議(ICOIACT 2023)でBest Paper賞を受賞

2023年11月20日 トピックス

 令和5年11月10日(金)に開催された国際会議The 6th International Conference on Information and Communications Technologyにおいて、大学院修士課程工学専攻コンピュータ理工学コースの荒木裕史さん(令和2年度修了)と指導教員 服部元信 工学域教授の論文がBest Paper賞を受賞しました。
 本賞は、同国際会議で発表された論文の中から優れた論文に対して授与されるもので、93件の発表論文の中から本件を含む2件が受賞しました。
 受賞題目は「Supervised STDP Learning with Weight Decay for Spiking Neural Networks」です。生体の脳のようにスパイクで情報を伝達するネットワークにおいて、高精度な認識能力を効率的に獲得する新しい教師あり学習法を考案した点が評価されました。今後は、生物の脳により近い情報処理を工学的に実現することが期待されます。
 受賞した荒木さんは「ICOIACTという国際的な会議で、私と服部元信教授との共著の論文が採録、そしてBest Paperに選出され、とても光栄です。学生当時、私の研究について熱心にご指導してくださり、そして今回のICOIACTへの投稿を提案、先導してくださった服部元信教授に、この場を借りて感謝申し上げます」とコメントしています。