修士課程工学専攻電気電子工学コース1年の内山雄暉さんが国際シンポジウム「将来の生体医用・電子工業を切り拓くレーザー制御技術」でPresentation Awardを受賞

2023年10月13日 トピックス

 令和5年9月1日(金)~2日(土)、国立陽明交通大学(台湾新竹市)で開催された国際シンポジウム「将来の生体医用・電子工業を切り拓くレーザー制御技術」※1 において、大学院修士課程工学専攻電気電子工学コース1年の内山雄暉さん(指導教員:工学域 伊藤宙陛助教、本間聡准教授)がPresentation Awardを受賞しました。
 本賞は、電子産業や生体医用の分野に画期的な提案をもたらすレーザー制御の研究を活性化するためのショートプレゼン付ポスター講演において、特に優秀な発表を行った講演者に対して贈られるものです。
 受賞題目は、「Pulse shaping for 3-dimentional integration of kinetic energy via light(和訳:光を使った運動エネルギーの3次元集積に向けたレーザー波形制御)」です。光を用いて液体の流れを3次元的に精密に制御するという未来の技術を見据え、光-運動エネルギー変換の効率を最適化するレーザー波形の制御手法を提案しました。今後、本手法は微小な生体サンプルの仕分けや分析、電子機器の冷却技術などに応用され、生体医用から電子産業まで幅広い分野に対して画期的な提案をもたらします。
 受賞した内山さんは「革新的な研究テーマとして1つ1つ地道に開拓してきた成果が、このような形で国際シンポジウムの受賞につながり大変うれしく思います」とコメントしています。

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 ※1 国際シンポジウム「将来の生体医用・電子工業を切り拓くレーザー制御技術」を台湾で開催(2023年10月4日トピックス)