牧野浩二 工学域准教授らの研究グループによる論文が機械工学分野の国際会議でGold Best Application Paper Awardを受賞

2023年6月16日 トピックス

 令和5年5月24日(水)~5月26日(金)、フランスのポワティエで開催された機械工学分野の国際会議”6th IFToMM International Conference on Mechanisms, Transmissions, and Applications”で、工学域の牧野浩二准教授、寺田英嗣教授、浅原善太郎さん(令和4年度修士課程工学専攻修了生)の研究グループがGold Best Application Paper Awardを受賞しました。
 受賞題目は「Development a Measurement Device for Each Finger Force Based on a Jamar Hand Dynamometer(ジャマー式握力計をベースにした各指の力の測定装置の開発)」です。

 研究グループは、これまでに日本で広く使用されているスメドレー式握力計(※1)の仕組みをベースとした指の力を測定する装置を開発してきました。しかし、スメドレー式握力計は日本ではメジャーなものの、世界ではジャマー式握力計(※2)が主として使用されています。
 今回の研究では、ジャマー式握力計の仕組みをベースに指の力を測定する装置を開発し、その実用性の高さを評価されました。 

 牧野准教授は「企業の方々と連携させていただくことにより実用的な研究となったことで、このような名誉ある賞をいただくことができました。感謝申し上げます」とコメントしています。

※1 日本では身体測定などで使用される一般的な握力計
※2 グリップ部分の形が異なり、かつ、肘をまげて計測するなど、スメドレー式握力計とは異なる握力計