柿沼克良 水素・燃料電池ナノ材料研究センター特任教授が第27回山梨県科学アカデミー奨励賞を受賞

2022年6月2日 トピックス

 令和4年5月31日(火)、ベルクラシック甲府において、山梨科学アカデミー交流大会が開催され、柿沼克良 水素・燃料電池ナノ材料研究センター特任教授が第27回山梨県科学アカデミー奨励賞を受賞しました。
 山梨科学アカデミーは、山梨県の科学技術の振興及び人材の育成を図ることを目的として平成7年に設立され、大村 智 本学特別栄誉博士が名誉会長を務めています。
 大会では最初に、大村博士から「皆さんのご支援もあり、発足から27年に渡って様々な事業を行うことができた。山梨科学アカデミーが発展していく様子を見られることが何よりも嬉しい」と挨拶がありました。
 次に授与式が行われ、柿沼特任教授が「今後も新しい燃料電池・水素制御装置を開発し、世界に貢献していきたいと思います」と今後の研究に向けての意欲を語りました。
 また、「導電性セラミックスナノ粒子を用いた燃料電池用革新的電極触媒の創製とその学理の構築」と題した受賞講演では、政府が2050年までの達成を目指している脱炭素社会の実現へ向けた目標について説明し、「地球規模の課題である気候変動問題の解決には、水素・燃料電池の研究が重要な役割を果たす」と述べました。

山梨科学アカデミーHP