第26回学長招待特別講演会を開催

2022年4月22日 トピックス

 令和4年4月21日(木)、甲府キャンパスにおいて、第26回学長招待特別講演会を開催し、今回は、松島浩道 スロベニア共和国駐箚特命全権大使をお招きし、「スロベニアと日本~大使として着任して思うこと~」と題してご講演いただき、本学教職員約40名が聴講しました。
 本学は、スロベニア共和国と長年にわたり深い繋がりがあり、スロベニア国内最大の大学であるリュブリャナ大学とは、平成29年9月に、島田眞路学長らが同大学を訪問した際に、大学間交流協定を締結し、これまでに共同研究や学生交流等を推進してまいりました。
 松島大使は、スロベニアの新型コロナウイルス感染症への対応について、日本と比較しながら紹介され、スロベニアでは新型コロナウイルスに対する危機感がとても高く、まん延防止のためにロックダウンが実施された際、国民はスマートフォンの位置確認アプリの利用を義務付けられ、外出制限された。制限が緩和されてからは、国民へのPCR検査の強化や公共の場へ赴く際には、ワクチン接種証明書やIDカードを提示しなければならないなど、徹底した措置により、日本よりも厳しい対策が講じられていると説明されました。
 さらに、ロシアのウクライナへの侵攻についても触れ、スロベニアでもウクライナから逃れてきた難民を受け入れ、衣食住や就労の支援を行っているが、将来、この難民問題が、社会的・経済的にも大きな課題となるだろうとお話しされました。
 また当日、松島大使は島田学長から客員教授称号を授与されたほか、ワイン科学研究センターを視察し、ワインの官能評価を体験されました。

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スロベニア・リュブリャナ大学と大学間交流協定を締結(2017年10月3日 トピックス)

【在スロベニア日本大使館ホームページ】
https://www.si.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html