令和3年度 山梨大学・山梨県立大学 合同特別講演会
第4回教養教育センター講座を開催

2022年1月12日 トピックス

 令和4年1月11日(火)、本学・山梨県立大学による第4回教養教育センター講座 「よはくをあるく-社会福祉への誘い-」をオンラインで開催し、両大の学生・教職員90名が聴講しました。
 これは、学内外の多彩な専門分野でご活躍の方を講師にご講演いただくことで、幅広い教養を身につけるとともに、国内外の情勢に問題意識を持って柔軟に思考する力を培うことを目的に開催しているものです。
 今回の講座では、県立大卒業生でNPO法人みつばのくろーばー 宅老所みつばやあんきの代表を務める堀内直也氏を講師にお招きし、社会福祉についてご講演いただきました。
 堀内代表は、運営する宅老所の様子を写真とともに紹介しながら、認知症の利用者の不安や主体性を理解し、支えることの重要性についてお話くださいました。
 誰かの助けがないと生活するのが難しい「ダメな人(愛したくなるダメな人)」の周りには、不完全であるがゆえに、人が集まる『余白』が生まれるとし、その余白を共に生きる「ダメでも存在が否定されない社会」、「老いてもいいね」「ぼけてもいいよ」といえる社会であり、一人一人がかけがえのなさが守られる社会をつくっていきたいと述べられました。
 講演後には活発な質疑応答が交わされるなど、学びの重要性が垣間見える有意義なセミナーとなりました。