一般社団法人 FCyFINE PLUS 設立発表式

2021年12月21日 トピックス

 令和3年12月16日(木)、山梨県防災新館オープンスクエアにおいて、「一般社団法人 FCyFINE PLUS 設立発表式」が挙行されました。
 法人は県内企業3社が11月30日に設立し、現在約20団体・個人が会員となり、本学はアドバイザーとなっています。
 2017年度に県と大学で共同申請した文部科学省「地域イノベーションエコシステム形成プログラム」により、これまで山梨県、山梨大学、やまなし産業支援機構、民間企業の産学官連携による水素・燃料電池の事業化に向けた取組(プロジェクト 名:FCyFINE(Fuel Cells-Yamanashi Frontier for Innovation and Ecosystem)を推進してきましたが、社会環境がまだまだ整っておらず、単独の企業・団体では解決が困難な課題が多く顕在化してきました。そこで、複数の企業・団体により多くの顕在化した課題を解決し、水素・燃料電池分野の社会環境づくりをより民間に近い部門で推進する「水素社会実現をリード」していく役割の必要性を感したことから本法人の設立に至ったものです。
 発表式では、来賓である長崎幸太郎山梨県知事(代 渡辺和彦副知事)の挨拶の後、島田眞路学長が「山梨県と企業と大学が連携し、まずは山梨からクリーンな社会を築き上げましょう。大学はアカデミックな立場から支えていきたい」と挨拶されました。来賓の挨拶のあと、法人の事務局長である本学燃料電池ナノ材料研究センター長の飯山明裕教授から設立の背景、概要及び事業効果・地域貢献について説明し、「山梨が起点となり、水素・燃料電池が地域社会に溶け込むモデルを実現するための活動に取り組むことで、「世界に先駆けた事業創出」「企業・人材の活躍」「産業構築」の効果が生まれ、同時に地域の貢献に結び付きます」と述べられました。