山梨県立図書館と共催で「子どもの読書オープンカレッジ」を開催

2021年12月20日 トピックス

 令和3年12月2日(木)、山梨県立図書館において、本学・同館共催「子どもの読書オープンカレッジ」を開催し、図書館職員や保育関係者ら37名が受講しました。
 子どもの読書オープンカレッジは、県が策定した「第3次山梨県子ども読書活動推進実施計画」に基づき、子どもの読書活動を推進するための理論と技術の研修会として、本学と同館が共同で年に5回実施している講座です。
 第4回目の今回は、児童文学作家である丘 修三氏をお招きし、「私と児童文学」と題してご講演いただきました。
 丘氏は、自身の養護教諭の経験を語り、障がい者への差別や偏見をなくすためには、障がい者と健常者がお互いのことを知ることが大切であり、知ることとは知識を持つことと同義ではなく、お互いが接し関わり合うことだと述べました。
 また、著書が評価を受けた理由については、その当時、障がい者目線から書かれた本は多数あったが、健常者目線から障がい者との関わりについて書かれた本は少なかったため、健常者目線から書いた視点の新しさと、健常者が障がい者に対してもつ差別の気持ちに触れたことが評価されたように思うと話しました。
 参加者は熱心に聞き入り、時折メモを取るなど、有意義な講演となりました。
 今後は、令和4年1月27日(木)に第5回を開催する予定です。詳細については決まり次第お知らせします。皆様のご参加をお待ちしています。

※山梨大学ではSDGsに取り組んでいます。この他の取り組みにつきましては、こちらをご覧ください。