留学生のための防災教室を開催

2021年12月20日 トピックス

 令和3年12月14日(火)、甲府キャンパスにおいて、留学生のための防災教室を開催しました。
 これは、留学生に対する防災教育の一環として例年開催しているもので、今回は甲府市との共催で昼休みを利用して開催し、約40人の留学生が参加しました。
 当日は、甲府市地域防災課の職員から「わが家の防災」をテーマに、東日本大震災の映像等を交えながら、災害の種類や被害、災害に備えた準備、災害時の行動等について解説しました。教室の後半では、本学地域防災・マネジメント研究センターの鈴木猛康センター長が本学とスマートカルチャーゲームウェイ株式会社(東京都品川区)で研究開発を進める多言語通訳アプリ「スマリンガルミーティング」のデモンストレーションを行いました。
 このアプリは防災に関する専門用語を約2,000語学習させ、英語・中国語・スペイン語など16か国語に対応しています。
 参加した留学生は、熱心にメモを取りながら災害と防災について理解を深めるとともに、スマートフォンにダウンロードしたアプリを実際に体験し、日本語での説明が瞬時に英語や中国語に翻訳されることに驚いている様子でした。
 終了後には、被災時に使用されるマットや仮設トイレ等の展示を体験し、甲府市から防災の備蓄食料として役立つアルファ米とライスクッキーが贈呈されました。
 また、参加した留学生にアンケートを行った結果、災害が起こったときにとるべき態度を理解していると回答した学生が92%、今回紹介したアプリを活用したいと回答した学生が96%と高評価の結果となりました。

・アンケート集計結果 PDF
・多言語通訳アプリ「スマリンガルミーティング」の概要 PDF