「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~」プログラムで川原敦雄教授が講義を開催

2021年8月11日 トピックス

 令和3年8月2日(月)・3日(火)・4日(水)、山梨大学医学部キャンパスにおいて、「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~」プログラムが開催され、県内の中高生28名が参加しました。
 このプログラムは、大学や研究機関で科学研究費助成事業(科研費)により行われている最先端の研究成果を中高生らが直接見聞きし、体験することで、科学の面白さを感じてもらうことを目的としています。
 今回のプログラムでは、川原敦雄 医学部総合医科学センター教授が、自身の研究であるゲノム編集技術について参加した学生たちに説明しました。
 講義の前半で川原教授は、熱帯魚のゼブラフィッシュとヒトの発生過程は共通していると話し、研究で新たに明らかとなった心臓の発生過程で重要となる分子について説明しました。
 講義の後半では、実際に研究で取り扱われているゼブラフィッシュの個体を観察する実習が行われ、学生たちが積極的に参加する様子が見られました。
 最後に川原教授は、ゲノム編集技術の活用方法について「病気の解明や治療薬の開発、農作物や家畜の品種改良などに役立っている」とゲノム編集技術の将来性について語りました。
 参加した学生からは、「ゲノム編集がどのような原理で行われているのか理解できた」、「さまざまな病気や障害の治療・改善に有用であることが分かり、ゲノム編集技術に興味をもちました」といった感想が寄せられ、有意義な講義となりました。

※ひらめき☆ときめきサイエンスHP
【関連動画】http://jsgedit.jp/comittee_02