柿沼克良 燃料電池ナノ材料研究センター特任教授らの学術論文がアメリカ化学会学術誌に掲載され、論文のグラフィカルアブストラクトが表紙に採用されました

2021年5月14日 トピックス

 柿沼克良 燃料電池ナノ材料研究センター特任教授・史国玉 同センター特任助教ら研究グループの学術論文が、世界最大規模の化学系学術団体であるアメリカ化学会American Chemical Society発行の学術誌ACS Catalysis誌に掲載され、グラフィカルアブストラクト(論文の図解抄録)が表紙に採用されました。
 論文のタイトルは「Temperature Dependence of Oxygen Reduction Activity at Pt/Nb-Doped SnO2 Catalysts with Varied Pt Loading 」です。固体高分子形燃料電池に使用されるPt担持触媒には高耐久性と高活性が必要です。今回の研究ではナノスケールでの材料設計技術を独自に見出し、革新的なPt担持セラミックナノ粒子を開発しました。この研究により燃料電池自動車の発電性能や耐久性の向上、さらにはトラックやバスなどの大型車への活用が期待されます。
 柿沼教授は「大変光栄です。今後の燃料電池の発展にさらに貢献するように頑張りたいと思います」とコメントしています。