浮田芳昭 山梨大学工学部機械工学科准教授らの研究グループの学術論文が英国王立化学会出版の学術誌に掲載され、研究成果が表紙に採用されました

2020年10月26日 トピックス

 令和2年9月30日(水)、本学工学部機械工学科の浮田芳昭 准教授らの研究グループの学術論文が英国王立化学会出版の学術誌Analytical Methodsに掲載され、研究成果である装置が表紙に採用されました。これは、兵庫県立大学高度産業科学技術研究所の内海裕一 教授の研究グループおよび、宮川化成工業株式会社との共同研究です。
 論文のタイトルは「Lab in Bento Box: Autonomous centrifugal microfluidic system for an enzyme-linked immunosorbent assay」で、マイクロ流体デバイスの制御技術であるCLOCKの原理を採用することで、マイクロ流体デバイスの制御機構の大幅な簡略化を達成し、検査装置の小型化および低コスト化に成功しました。一般的な弁当箱に入るほど小型化し、より小さくより安価な血液検査装置の実現が期待されます。
 研究代表の浮田准教授は「誠に光栄に思います。また、私どもの研究成果を高く評価していただきましたこと、編集・査読の関係者の皆様に御礼申し上げます。これは、本研究に関係した大学院生と共同研究者の皆様のご協力の賜物と考えており、今後も、多くの方に評価していただける成果をあげるべく、研究・教育活動に尽力していく所存です」とコメントしています。

論文掲載URL