大学院修士課程工学専攻デュアルディグリープログラム2年のスー・チャンドンさんが計算言語学国際会議比喩表現ワークショップ比喩検出タスクコンテストにおいて最優秀賞を受賞

2020年7月28日 トピックス

 令和2年7月9日(木)、自然言語処理の最難関国際会議であるAnnual Meeting of the Association For Computational Linguisticsで開催された、比喩表現ワークショップ比喩検出タスクコンテストにおいて、大学院修士課程工学専攻デュアルディグリープログラム2年のスー・チャンドンさん(指導教員: 福本文代教授、李吉屹助教、シャオシー・ファン教授)が開発した比喩検出ソフトDeepMetが、北京大学やケンブリッジ大学、ワシントン大学など全14チームを抑え、最優秀賞を受賞しました。
 本コンテストでは、全4種類の自然言語処理タスクが用意され、参加者は答えが付与された公開データを利用し、2か月間で比喩検出処理ソフトウェアを開発します。その後、ソフトウェアをテストデータに適用させ、その精度を競います。
 スーさんが開発したDeepMetは、比喩検出に必要となる様々な言語知識を体系的に整理し、深層学習を用いて効果的に学習することにより、高精度な検出を可能にしました。
 スーさんは、「最優秀賞に選出され光栄に思います。このような賞を得ることができたのは、これまでご指導いただいた先生方や研究室の皆様のお陰です。心より感謝申し上げます」と述べています。

第2回比喩表現ワークショップ