修士課程工学専攻先端材料理工学コース2年の森下天平さんが基研研究会「熱場の量子論とその応用2019」においてポスター賞を受賞

2019年10月2日 トピックス

 令和元年9月2日(月)~4日(水)に、京都大学基礎物理学研究所(京都府京都市)で開催された、基研研究会 「熱場の量子論とその応用2019」において、大学院修士課程工学専攻先端材料理工学コース2年の森下天平さん(指導教員:石川陽 工学部准教授)がポスター賞を受賞しました。  
 本賞は、同研究会において優れた発表をした若手研究者に授与されるものです。
 森下さんの発表題目は「Hypo-equilibrium state近似を用いた量子熱力学による量子ナノ系の散逸緩和理論」で、量子熱力学を用いて、ナノ領域におけるミクロな熱現象の特性を理論的に解明しました。この研究によって、ミクロな熱現象に対する理解が深まれば、より高効率に動作する量子ナノデバイスの実現へつながるものと期待されます。
 受賞した森下さんは「今後もより一層研究に励み、良い成果を出せるよう努めます」と話しています。

基研研究会 「熱場の量子論とその応用2019」