本学・山梨県町村会連携 第2回リレーシンポジウム「道志村にみる野生生物による被害とその対策~生態調査から~」を開催

2018年12月14日 トピックス

 平成30年12月1日(土)、水源の郷やまゆりセンター(南都留郡道志村)で、山梨県町村会との連携による第2回リレーシンポジウム「道志村にみる野生生物による被害とその対策~生態調査から~」を開催し、県内自治体関係者や教職員等68名が参加しました。

 本シンポジウムは、地域の農業、食、環境、経済の問題解決と若者の定着促進により持続的に反映する地域社会の構築を目的に、県内14町村を会場に、各自治体の課題をテーマとしてリレー形式で行うものです。

 シンポジウムでは、早川正幸 本学理事・副学長、小林 優 県町村会長(鳴沢村長)、長田富也 道志村長による主催者挨拶の後、馬籠 純 本学生命環境学部・国際流域環境研究センター 助教が「野生生物による被害の現状と課題~山梨県・道志村のいまとこれから~」と題し、同村における農作物被害や通行車両への問題等の現状を報告し、集落環境診断による被害対策立案・実施や市民協働による調査・対策の実施等の解決策を提案しました。

 その後、「農作物被害」「野生生物と交通事故」「市民協働による調査・対策」の3テーマ別にワークショップを開催し、それぞれの課題や解決策等を話し合いました。

 参加者からは「地域と連携した取組がよく分かった」「他の自治体でも課題解決に向けて頑張って欲しい」などの意見が出されるなど、有意義なシンポジウムとなりました。