工学部4年の塩澤光一朗さんが日本音響学会・電子情報通信学会共催「電気音響研究会」で学生研究奨励賞を受賞

2018年12月5日 トピックス

 平成30年11月21日(水)~22日(木)、ホテルこうしゅうえん(石川県輪島市)で開催された、(一社)日本音響学会電気音響研究会及び(一社)電子情報通信学会応用音響研究会共催「電気音響研究会」が開催され、工学部コンピュータ理工学科4年の塩澤光一朗さん(指導教員:小澤賢司教授、共同研究者:アルパイン(株)伊勢友彦博士)が、学生研究奨励賞を受賞しました。

 これは同会学生セッションで発表した学生を対象に、研究に取り組む姿勢(熱意、工夫、努力、真摯さ)や発表の分かりやすさ(資料、発表、質疑応答)を重視し、選考されます。

 受賞対象した研究題目は「時空間音圧分布画像と機械学習を利用した音源分離に関する検討」です。音源分離とは、2人以上の話者が同時に話をした場合に聞こえる重なった音声から1人ずつの音声を抜き出す技術のことで、塩澤さんは並べて配置した9個のマイクロホンからの出力を画像と見なし、話者の到来方向に依存する画像の性質を深層学習させることで、良好な分離性能を達成しました。スマートフォンにも搭載できるサイズのシステムで、今後、様々な場面での利用が期待されています。

 受賞した塩澤さんは、「性能の向上を目指して、今後も努力を続けます」と述べています。

 同研究会紹介HP